皇帝ペンギンのオキシトシン濃度は高いのか?
ふと見かけたこの映画のポスター
皇帝ペンギン
かわいい。
前にもこんな映画なかったっけ?と思っただけなんだけど
この後読んだ本にまた皇帝ペンギンの話が出てきたから、オキシトシンについて書こうかと。
前回のセミナーでも出てきたオキシトシン。
ホルモンの1つ。
そもそもホルモンとは何か。
ホルモンは内分泌腺と呼ばれるところから分泌される物質。
特定の臓器にはたらいて調節してくれていることで
私たちは周りの環境が変化していく中でも生きていくとかができる。
オキシトシンは脳の視床下部から下垂体、要するに脳から分泌されている。
出産経験のある女性なら名前を知ってる人も多いと思うけど
分娩時の子宮収縮を起こしたり
母乳の分泌を促したりと
ここらへんは私も学校でも習った。
でもオキシトシンは内臓器だけでなく脳にも作用して
私たちは幸福や愛情を感じる。
出産を機に母性に目覚めるのはオキシトシンのおかげらしい。
でもオキシトシンは子どもがいるいないにかかわらず、女性だけでなく男性も分泌されている。
オキシトシンが分泌されると私たちはしあわせ感に包まれるので
幸せホルモン、なんて呼ばれてますね。
他にも
リラックスしたり
不安感や恐怖感が薄れたり
そして人間関係を構築しようとする意欲
信頼という感情が生まれる。
夫婦や親子なんかの関係、絆を深めるから
絆ホルモンなんて名前もあるよね。
オキシトシンが出ていれば誰にでも愛情が生まれるかって言ったらそうではないらしい。
つがい、パートナーとしての絆
他人の子供ではなく自分の子供との絆をつくるのだそうだ。
だから浮気防止ホルモンっていう名前まである(笑)
そこで皇帝ペンギンよ。
皇帝ペンギンの子育てって命がけよね。
片親が餌を採りに行っている間もう片親はひたすら待つ。
卵温めながら、飢えに耐えがらもひたすら待つ。
相手が逃げちゃうかもしれんのにひたすら待つ。
吹雪の中ひたすら待ってる姿なんて何とも泣けるやん。
これぞ信頼。
オキシトシンの効果ではないか!と。
本当のところ卵を温めている時のオキシトシンの分泌量がどうなのか
調べたけどよくわからんかった。。でもありそうな気がする。
ペンギンは哺乳類じゃないけどさ。
人間と犬とのふれあいの中で
人間だけでなく犬のオキシトシンも分泌されるっていうんだからペンギンだって出てそうじゃない?
このオキシトシン
スキンシップ、性交渉、肌のふれあいによって分泌は高まる。
だからまたまた別名抱擁ホルモンとも呼ばれる。
でもパートナーや子供、家族との会話やただそこにいるだけでも
自分以外の人と一緒に何かをすることで分泌がさらに促されるというのが深い。
種族を保存し仲間を守るっていう意味でも必要だろうし。
生きていく上では一人でやっちゃった方が楽だわってことはある。
でもそれを誰かとやっていくことでしか味わえないものもある。
元を見れば、ヨガやタオとかでも
陰陽和合とか男女和合とか、そういうものを説いているわけよね。
皇帝ペンギンはメスから餌を取る旅に出るらしい。女主導よね、やっぱり。
きっと、充分なオキシトシンを分泌できている女性がいるからこそ、家族は平和なんだろう。
何もパートナーがいなきゃいけないってわけじゃなく
友人や気の合う仲間たちの中でも生まれる信頼関係も生まれるし
オキシトシンは医学の分野でも自閉症スペクトラムの人への治療として研究が進んでいる。
まだこれからもいろんな発見があるんかしら。
ブッダという言葉は、目覚めた者という意味だそうだ。
こんな人たちは一人でも到達できるんかなとふと思ったり。
オキシトシンは
ドーパミンやセロトニンといった、他の幸せホルモンの分泌をも促すという。
このドーパミンとセロトニンのつくる幸せっていうのは
オキシトシンとはちょっと違うのよね。
あ、ちなみに
わたくし好奇心もありまして、オキシトシン飲んでみました。
もうね、子供との時間が楽しくってしかたない(笑)
そんなに子供と遊ぶのが得意ではないんですけど、ご機嫌で遊べる。
そして何より、子供が私にくっついて肌に触っている時間がやたら長い。
それがまた愛おしい。きっと落ち着いて気持ちいいんだろうなあ。
子供の方がここら辺の肌で感じる能力は優れてますね。
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