オキシトシンがストレスを減らす

オキシトシンといえば、子宮の収縮や母乳の分泌

女性の出産に関わるホルモンですが、男性にもあります。

 

絆ホルモン、幸福ホルモンとも呼ばれるオキシトシンは

親子や家族の愛情だけでなく、友人との信頼関係など

人が人と築き上げる幸福を感じさせてくれます。

 

お母さんに抱っこされて安心しきっている赤ちゃんのごとく

ストレス環境とは真逆の世界がオキシトシンにあります。

 

反対に体はストレスを感知すると、無意識にスタンバイします。

これがストレス反応。

 

脳内の指令が出て

副腎からコルチゾールやアドレナリンというストレスに対抗するホルモンを分泌する。

 

この流れをそれぞれの頭文字をとって

 ・視床下部 = Hypothalamus

 ・下垂体  = Pituitary

 ・副腎   = Adrenal gland

HPA軸と読んでいます。

ストレスとは、精神的なストレスや肉体的なストレスを含みます。

例えば寒さというストレスの中でもある一定の体温を守れるのもHPA軸のおかげなので

生きていくためには必須なのですが

もしストレスが慢性化すれば、副腎からずっとホルモンを分泌し続けなければいけない。

 

コルチゾールやアドレナリンは

体も心も覚醒、興奮状態にするからリラックスとは真逆。

 

交感神経が優位の状態が続きますから

高血圧、消化不良や便秘、体の冷え、肩こりや頭痛、免疫力の低下、アレルギー

メンタルのアップダウン、イライラしやすい

など、自律神経系の症状がでやすくなります。

 

このHPA軸の反応を抑えるはたらきがオキシトシン。

交感神経優位から副交感神経優位へと導いてくれるから

からだもこころもリラックスを感じる、ということです。

 

オキシトシンの分泌を促すにはは五感、つまり

 ・スキンシップ(触覚)

 ・いい香りをかぐ(嗅覚)

 ・心地よい音楽を聴く(聴覚)

 ・綺麗な景色や絵などをみる(視覚)

 ・美味しいものを食べる(味覚)

などなど、要するに自分が気持ちいいってことをすることですね。

 

お母さんがイライラしてると子供の機嫌も悪くなるっていう負の連鎖は

オキシトシンがらみもあるのではないかしら?

 

私自身身に覚えがありありですが。。。なかなかできないのですよね。

でもそれが子供のためって思えば、堂々と自分のために時間を使えるかもよ。

親子ご機嫌でね、過ごしたいしね。

職場でもありそう。

オキシトシンは他社とのコミュニケーション、社会脳を育てますから。

みんなでぴりぴりよりは、リラックスして仕事した方がはかどりそう。

 

そしてやはり栄養。

オキシトシンは9個のアミノ酸からできている。

 

たんぱく質が不足気味になれば、オキシトシンは後回しにされるでしょう。

酸素を運ぶヘモグロビンや

食べたものを消化しエネルギーをつくる酵素など

からだは生命維持のために必要なものを優先しますから。

 

やはりたんぱく質は基本ですね。

ストレスを減らしたいならば、ご飯をしっかり食べよう。

 


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