腸と心はつながっている
キッチン分子栄養学では腸内環境編があります。
ほとんどの栄養は腸から吸収されるので
腸内環境が悪ければどーにもこーにもならないからです。
.栄養療法のファーストステップは腸内環境を整えることから。
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腸脳相関、脳腸相関とも言いますが
腸と脳には相関関係がある、と言われています。なぜか。
・幸福感を感じるセロトニンの前駆体は腸内細菌がつくる
腸内環境悪化によってセロトニンの前駆体が作れなければ脳内のセロトニンも減る。
セロトニンが減ればハッピー感も減る。
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・VB1 VB2 VB6 VB12 葉酸 VKなどは腸内細菌がつくる
VB6はセロトニンやドーパミンの生成に必要。
VB6不足はセロトニン、ドーパミン不足につながる。
VB群は代謝ホルモン。代謝が落ちてエネルギー不足になれば、副腎疲労につながる。
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・脳と腸は自律神経を介して影響しあう
腸の動きは脳からの指令で活発になったり休憩したりしている。
ストレスや緊張は副腎だけでなく、胃腸にも伝わり機能を低下させる。
反対に胃腸の状態、不快感は脳へと送られ、精神的な不快感、気持ちのアップダウンをうむ。
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・腸内細菌が欲求をうむ?
日和見菌であるカンジタ菌が増えれば、アセトアルデヒドを多く分泌し頭痛や集中力の低下などの
精神的な不快感、気持ちのアップダウンにもつながる。
カンジタ菌が餌である甘いものを食べるよう脳へと指令を出すらしい(どんな物質を出すかは調べたがわからなかった)
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他にも、腸とこころのつながりというのはたくさんあるはず。
葉酸やVB12もつくるから
巨赤芽球性貧血やメチレーションへの関与からメンタル的な症状がでてくることも考えられる。
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腸内環境が荒れれば、肌も荒れてきて
女性としては荒れた肌をみるのはそれだけでメンタル落ちるよね。
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腸ー脳の相関、というより
腸ー細菌ー脳の相関、という感じ。
こちらの本は以前読んだのだけど。
すごく面白くて、一気読みした。
私たちは目見には見えない生き物たちと共生しているようなもの。
この本によれば、ほとんどが菌ですよ。
その菌に主導権を完全に取られたままでいるか
いいバランスで共生していくか。
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治療法がみつからない疾患も腸内フローラ移植で寛解できる時代。
でもそんな最先端の治療においても成功の肝は食事管理。
これができるかどうかで全てが変わると、ルークス芦屋の城谷先生もおっしゃっていた。
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その食事は自分の体が欲しているものかしら。
それとも、お腹の中のやっかいな菌が脳へと指令を出して食べさせようとしているものかしら。
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お腹の状態は毎日のお通じチェックが一番ですよ。
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