腸がつくる栄養

私たちは日々ご飯を食べて栄養をとって、エネルギーを作っていますけども

自家生産している栄養もあります。

 

例えば、たんぱく質、アミノ酸も体内でつくれるものとつくれないもので

必須アミノ酸、非必須アミノ酸と名前をつけてますよね。

 

そして、ビタミン。

十分な量ではないから食品からの補給は必須だけれども

ビタミンB群(B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸など)、ビタミンK

は腸にいる、腸内細菌がつくっています。

私たちというより、私たちの中にいる腸内細菌がつくっているから

自家生産とは言えないかもですが。

 

私の息子も新生児の頃にビタミンKを摂取したのを覚えてます。

新生児は腸内細菌が少ないので必要量作れません。

ビタミンKが不足すると、出血しやすくなり

頭蓋内出血などのおそれがあるので摂取させるのが一般的ですね。

 

ビタミンB群はたんぱく質、糖質、脂質の三大栄養素をエネルギーとして使うときに必要なので

「代謝ビタミン」なんて呼ばれています。

 

以前聞いたセミナーでは

ビタミンB群の必要量のうち15〜40%前後を腸内細菌が作っている

というデータがありました。結構な量ですよ?

 

どれほど作れるかどうかは、腸内細菌のうちビフィズス菌がどれほどいるか

にかかってくるわけですね。

 

ビフィズス菌はよく名前を聞く善玉菌の種類です。

ビフィズス菌の中にもたっくさんの種類があります。

 

お腹の中にどんな腸内細菌がいるか、は指紋みたいに人それぞれ。

生まれ持ってビタミンをたくさんつくる菌をお持ちの方はいいなあ。。と羨ましく思う。。

 

でも、エビジェネティクスというように

先天的、生まれ持った特性より、後天的、その後の環境因子の方が強い

つまり

どんなに良い腸内細菌叢を持っていても、食生活が悪ければいかんってことです。

 

腸内細菌叢は畑仕事と同じで育てるもの。

日々の食事によって、腸内環境はガラリと変化します。

そして、食事以上に影響するのがメンタル。

腸内環境は私も長年取り組んでいるところ。

何が合う合わないも人による。

自分に合うものを探しつつ、腸内細菌と一緒に元気になれる人生を送ること。

 

土を変えると育つ植物が変わるように

腸が変わると人生を変えること、ですな。

そんなこちらのセミナーもご興味あればぜひ。

 


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