のどの痛みに
目が覚めてちょっと喉が痛いかも?
みたいなこともちらほら聞く、季節の変わり目。
急な冷気と乾燥でのどの炎症が起きやすい。
つい先日、夫も喉が痛い。。と言っていたので飲んでいたのがこちら。
「甘草」はいろんな漢方薬に他の漢方薬のまとめ役として入っていますが
これは甘草のみの甘草湯です。
漢方薬の中で一番甘いと思う。
甘草は甘味料としても食品に使われてますし。
甘草の主成分である「グリチルリチン」には
抗炎症
抗アレルギー
まるでステロイドのようなはたらき。
ですから、のどなど粘膜の炎症に、というわけです。
甘草湯の飲み方としては
お湯にとかしてちょびちょび飲む
こと。
グリチルリチンは作用が強いゆえに
偽アルドステロン症や低カリウム血症のような副作用が起こる可能性があります。
これは、手足の脱力、麻痺、しびれ、こわばり
血圧上昇、むくみ、筋肉痛、体重増加、頭痛
などの症状がでてきます。
これは甘草が含まれる漢方薬に必ず明記されています。
以前は
1日のグリチルリチンの上限量は200mg
とされていましたが、今では廃止されています。
医薬品としの上限量が定められていないので
自分で漢方薬を買って飲む時は自分で気をつけるしかない
のですね。
病院で処方された漢方薬ならば
薬剤師さんからのアドバイスがあるはずです。
以前の上限、グリチルリチン200mgを甘草の量に換算すると5g。
甘草湯1包は甘草6gより抽出、とあります。
成人は1日1包とちゃんと明記してありますね。
副作用についても
多量を2週間以上など、長期間にわたって服用した際に起こると言われていますので
数日の服用ですぐに何か起こる可能性は少ないとはいえ注意が必要。
すでに持病のある方は特に
かならずかかりつけ医や薬剤師さんに相談するようにしてくださいね。
甘草って本当にいろんな漢方薬に含まれてますので
漢方薬を何種類か合わせて飲んでるといつのまにかとりすぎてた
ってことも案外多いです。
甘草は英語では、licorise リコリスと呼びますが
サプリメントにもありますし
ハーブティに甘味料代わりにブレンドされていたりもします。
みなさんが思っているより身近なものなのです。
大事なのでもう一度いいますね(笑)
甘草湯は、お湯に溶いて
1日分の量を何回かに分けて飲みましょう。
ちょっとしたのどの痛みならすぐ効果を感じるですごく助かります。
あとは
大根をはちみつに漬けた大根飴とか
すりおろし蓮根とか
食品としてのどの炎症に効果的なものもおすすめ。
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