ナッツのカビ毒問題
ナッツはたんぱく質やミネラル、ビタミン豊富な食材です。
おやつがわりに、なんて食べている方も多いと思います。
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特に、糖質制限がメジャーになり
たんぱく質を補給できる、低糖質おやつとしても知られています。
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そのナッツの懸念事項が主に2つ。
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①消化が難しい
そうなのです。とても消化しにくい食べ物でもあるのです。
マグネシウムや亜鉛などのミネラルもたんぱく質も消化に重要なのは胃酸。
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その胃酸の分泌が不十分な方にとって、消化能力以上に食べれば
未消化の状態で腸に送られ、腸内環境悪化の要因になります。
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ナッツ、美味しいのでついつい食べ過ぎちゃうのですよね。。
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②カビ毒
これは近年問題になっているものです。
カビが発生する代謝産物を総称してマイコトキシンと呼びます。
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カビそのものではなく、そのカビが産生するマイコトキシンは加熱でもなくなりません。
マイコトキシンが検出されるもののほとんどが、輸入品。
輸入の段階でマイコトキシンにさらされてしまいます。
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ですから、ナッツだけでなく
・ドライフルーツ
・コーヒー
・香辛料など
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輸入食品すべてに言えるものです。
輸入食品をよく食される、という方は注意が必要です。
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マイコトキシンは体内に蓄積され
免疫系やホルモン分泌、様々な疾患の原因と言われています。
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慢性的な症状の持つ方に多くに、マイコトキシンの蓄積がみられる、との報告も。
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喘息や重い生理痛、頭痛など
身近に聞く症状の原因の可能性もありますし
マイコトキシンの中には、強力な発がん性を持つものもあります。
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蓄積しているならデトックスする必要がありますが
すでに症状がでているようならば
まずデトックスできるからだを作るのが先です。
(デトックスについては先日の記事を参考に。)
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と聞くと、食べないに越したことないのですけども
加熱や調理過程でも除去できないカビ毒
それを無毒化できる方法がひとつ。
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噛むこと
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唾液に含まれる、ペルオキシターゼという酵素がほぼ無毒化してくれます。
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そのために必要なのは
30秒間、唾液にさらす
という方法が有効らしい。
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ナッツをポリポリ食べるのではなく
口の中で50回くらい噛んで、どろっどろになってから飲み込む。
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唾液がでることで、胃酸分泌も促されますので
たんぱく質やミネラルの吸収にも、ダブルで効果ありです。
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すぐできます。できますけどもついつい。。。っていう気持ちもわかります。
でもこれを読んでしまった方は頭の片隅に置きましょう。
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どうせならちょっとお高いナッツやドラーフルーツを買って
ゆっくり味わって食べましょう。
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