This is me のmeは誰だろう

 

マグロから人間になった私です。

マグロであった意味は前回のドーパミンの話を → ★ 

 

ドーパミンは幸せホルモン。

んじゃ、ドーパミンがたくさん出てればずーっと幸せかといえばそうでもない。

ドーパミンの分泌が多過ぎれば

幻覚や過食とか、依存症につながったり。

ADHDの人によく見られる多動や落ち着きのなさにドーパミンが関わっていたりもする。

 

ドーパミンの代謝がうまくいってなくてもそうなる可能性はある。

銅やVCが不足していたら

ドーパミンからノルアドレナリン へ行かないからドーパミンが増える。

 

通常の食生活をしていて

VCが十分に足りている人はあまりいない。

その前に原材料であるチロシン、たんぱく質や

VB3、VB6といったVB群も不足している人も多い。

 

VB3、ナイアシンは糖代謝をする過程で使われるから

コーヒーとスイーツでご褒美ばっかりしていたら

どんどん消費されて、より一層しあわせ感は遠のくだろう。

 

反対に銅が過剰にあれば

ドーパミンがノルアドレナリン へとどんどん代謝され

ドーパミンは減りノルアドレナリン 、アドレナリンが増える。

こうなるとイライラモードの出来上がり。詳しくはこちらを参考に→ ★ 

 

 

アドレナリンでまかなっているうちは

疲れは感じないしお腹も空かない。

カラダを動かすエネルギーも生命活動を支える細胞たちも飢えてるから

交感神経を働かせて動くしかない。ある意味、ハイの状態よね。

 

分子栄養学で自律神経系のバランスを血液検査の結果で見ていくときは

白血球分画や遊離脂肪酸の値なんかも参考にする。

 

好中球が60%以上なら交感神経が優位の状態である可能性が高い。

マグロだった頃の私。

人間に戻った頃。

 

遊離脂肪酸が増えているということは

アドレナリンがたくさん分泌されて中性脂肪からエネルギーを作っていると考えられる。

 

 

本人が自覚してなくても

血液検査の結果にはいろんなことが反映されている。

それをどう伝えるかも案外難しい。

 

本当のあなたは疲れるのよ、がんばっているのよ

と言ったとしてがんばってる意識がない人も多い。

 

 

根底に

ここまでやらなきゃいけない

これをやらなきゃ認めてもらえない

母親なんだからこうあるべき

ダメな人間だからこうしなきゃいけない

とか

 

自己犠牲、という美徳と努力の自己肯定

穴埋めしてるみたいなもんだけど

そもそもその穴自体ないし

そのまんまでいいのよ。

 

この価値観や義務感の根っこは人によりけりで、親子関係なんかはかなり濃い。

 

例えばさ

親がこうしてくれたから私もこうしなきゃいけないとか、いらんよね。

だって、それをしたところで子供が自分と同じように感じるかなんてわからんし

こう感じてくれるはずって勝手に決めつけてるから

違う反応がくると失望するし腹も立ったり。

 

子供だって違う人間よ。

自分と同じ経験しようが、自分と同じようになるわけではない。

 

 

なんでかしらんけどはびこる

不安や不足感、劣等感、空虚感。

それを埋めて幸せを満喫したくてドーパミン系に頼りきってしまうのもあるんではなかろうか。

 

 

幸せホルモン3姉妹。

ドーパミンとセロトニンとオキシトシン。

セロトニンは幸せは幸せでも、ドーパミン系とはちょっと違うような感じ。

 

いま巷で流行っているマインドフルネスはこっちなんだと思う。

ヨガ哲学でいうサントーシャ。

知足。

 

ドーパミンが満喫感ならば

セロトニンは充足感かな?

 

ドーパミンは我が前に来るけど

セロトニンは無我というか無欲というか、境界線がなくなるイメージ。

 

私がこうしたいから、これが私、This is me!!!

と真の自分を隠した、私はこうだっていう意識の

強い自我で生きていたらそりゃ疲れるだろう。

 

真の自分を太陽としたら、自我の自分はバケツの水に写り込んだ太陽

と書いてある本があった。

This is me!!と思って光り輝いていても

それは自分のバケツの水の中だけの世界かもしれない。

私も好きだけどね、あの曲。

 

満たされたただ在るだけの私は無限に広がり輝くのだろう。

マインドフルネスってのがこんなに増えるということは満たされてないと感じてる人が多いということなんだろうか。

 

海の中だけでしか生きられないマグロから人間に戻ってみたら

海も大地も優しく受け入れてくれるものよ。

人間は地に足つける生き物。人間に戻ろうよ笑

 

あれしたい、これ欲しいという私という意識の中の欲求にとらわれれず

今ここに在ることに満たされる。

睡眠や食欲、痛覚なんかにも作用する。

 

実際セロトニンはドーパミンやノルアドレナリン 、アドレナリンによる感情のコントロールをしているのだそうだ。

 

そして幸せホルモン3姉妹。

オキシトシンかドーパミンやセロトニンの分泌も促してくれるのだという。

抱擁ホルモン、オキシトシンについては、こちらを参考に→ ★ 

 

他人との接触の中でオキシトシンは分泌される。

人間はひとりでしあわせに生きられない生き物なのかしらね。

 

女性は男性よりセロトニン分泌の能力が低いみたいだけど

ストレス食いが女性の方がよくあるのはここかもね。

 

さっきの言い方をすれば

真の私に必要なものは食べず、バケツの水の中の自分がよくするものだけ食べるから

まさに生きる上でのカロリーは足りているけど

健全な体を機能させるための栄養は足りず

細胞は飢えてる栄養失調状態。

 

整備ができてなくってポンコツ状態なのに

とりあえずガソリン入れてエンジン無理やり回して走ってる車みたい。

ここにカフェインと甘いもの入れたら

とりあえずスピードは出るよね。

でもそれが切れたら、元のポンコツ。

 

こういう人が

カフェインを突然やめると離脱症状がでる。

疲れた自分や依存の自覚がなくても辞めてみたら

イライラ

頭痛

とにかくカラダがだるい

落ち着かない

なんかの反応が出たりする。

これがめっぽうしんどい。

 

 

セロトニンの材料もやはりたんぱく質。

そしてここにもVB3とVB6、そして鉄。

 

マグロから人間へ

カフェインや甘いものに頼らずに生きるには

自然とやめられる体になること。これが先決。

 

 

 

・8月25日   神戸産業振興センター

はじめての分子栄養学vol.4

生きている今だからできる栄養の話 病気と一緒に生きる人へ

 

 

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8月4日 14:00〜15:30 お子様とご一緒に受けていただけます

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8月21日 10:30〜12:00

垂水駅前ヨガスタジオ ティケティケにて

 

 

 

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