低血糖対策に筋トレが効く
食事をすれば血糖値があがり、数時間で戻ります。
食事によって血糖値が穏やかに上がる時もあれば、急激に上がる時もあります。
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穏やかに上がれば、穏やかに下がるし
急激に上がれば、急激に下がるのが血糖値。
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血糖値の急激な変化、乱高下をグルコーススパイクと呼んだりします。
グルコーススパイクを繰り返していると
糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病にもつながるリスクもあがる。
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このグルコーススパイクが起こっている人は食後に
・食後に急激な、強烈な眠気を感じたり
・集中力がおちたり
・イライラ、ピリピリとちょっと機嫌が悪くなったり
・また何か食べたくなったり
・甘いものとかカフェインが欲しくなったりします。
グルコーススパイクがある人は血糖値が下がりすぎてしまうことがあります。
これを低血糖と呼びますが
からだにとっては低すぎる血糖値は命の危機でもあるので
血糖値をあげるためにホルモンを分泌します。
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しょっちゅう低血糖を起こしていたらホルモンを出し続けないといけないので
ホルモンを分泌する副腎が疲れて副腎疲労に、というよくあるパターン。
(副腎疲労についてはこちらの記事も参考に)
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低血糖になるたびに
機嫌が悪くなったり
ぼーっとしたり集中力が落ちたりするところを
カフェインや甘いものに頼ってばかりいたらは改善はしてくれません。
(カフェインの影響についてはこちらの記事を参考に)
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血糖値を急激にあげるものを食べすぎない
ということは、副腎疲労の回復にも
健康や病気予防、アンチエイジ全てにおいても基本なので
セミナーではどんな食事がよいのか?を紹介をしています。
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体には血糖値を上げるためにホルモンだけではなく
糖新生といって、アミノ酸や脂質など
他の栄養素から糖をつくる能力もちゃんと持ち合わせています。
どれほど人間の体にとって糖が重要かってことですね。
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たんぱく質から糖を作るには元気な肝臓と筋肉が必要です。
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こんな回路があります。
アミノ酸であるアラニンから糖をつくる
糖からアミノ酸であるアラニンをつくる。
そのまま、アラニン回路と呼ばれます。
私たちの体の中ではこんな風に分子レベルで調節してくれています。
すごいですよねー。
ちなみに、この糖新生のサイクルにはALTというのが必要なのですが
このALTは血液検査では肝機能を調べる数値になっています。
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高過ぎれば肝臓の細胞が壊れている証拠なので注意、となりますが
低ければ大抵スルーされます。
分子栄養学的には、ALTも酵素なので材料はたんぱく質。
低すぎるALTはたんぱく質不足なのかも、と考えます。
そしてこのALTが働くにはビタミンB6も不可欠。
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血糖値を安定させるためにはアミノ酸が必要。
糖新生のためにはビタミンB6が必要。
そんな風にいくつもの栄養が連鎖して働いてくれる私たちのからだ。
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でもそもそも、筋肉が少なければ蓄えているアミノ酸も少ないし
糖新生で糖はなかなか作れませんよね。
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皆さんによく言うのですけど
筋肉をゆるめてあげることはできるけど
筋力を作るのは本人にしかできないよって。
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でも、そもそも副腎疲労があったり今の栄養状態によっては
甘いものやカフェインに頼らざるおえない人もいます。
アドレナリンファイターですね。
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筋トレをしたりしたら、余計にアドレナリンを出して疲弊するだけなので
まず食事や生活の見直しが先。
経験者の意見を聞いてみると早いですよ。
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バランスの良い食事と運動
なんてことは、耳にタコができるほど聞いた言葉だけども
学べば学ぶほど、それに尽きるわけです。
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普段使っていない筋肉を使う、ということは知覚が増えるということ。
久しぶりに運動したらこんなところがしんどい。。。とかありますよね?
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その忘れていた感覚を味わう、ということが脳へと伝わります。
あ、ここも私の体の一部だ、というように知覚が増えます。
これは本能的に、これが私だという安心感にもつながるんですね。
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筋トレは、体の機能を通した自己肯定感を高める方法です。
うつぬけの方法に筋トレは有効なのは医学的にも周知のこと。
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分子栄養学を始めてあれやこれやと失敗も経験しつつ
やっといい感じになってきたなーって感じているので
そろそろ筋力&体力つけたいなと思ってジョギングを始めた私です。
まだ1回しか走っていませんが。。。習慣化できるようにがんばります。。
さぼってないか、時折プレッシャーかけてくださいませ。
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