グルテンをどう扱うか

グルテン、つまり小麦粉製品を食べるかどうか

の話はよく聞きます。

 

分子栄養学でも最初の段階でグルテンフリーは取り入れることが多い。

なぜか。

①血糖値を急激にあげやすい

 

血糖値の乱高下を起こさない食事というのは

副腎疲労の改善には必須ともいえます。

 

急激に血糖値をあげるものを食べれば

急激に血糖値が下がり、低血糖症状が起こりますので

また食べたくなるの負の連鎖。

 

低血糖があれば

・食後の眠気や頭痛などの体調不良

・甘いものやしょっぱいものが好き

・コーヒーなどカフェインを含むものをよく飲む

・メンタル的なアップダウン

などが起こりやすい。

(低血糖については低血糖と筋トレの記事を参考に)

 

②カンジタを増やす

 

グルテンは、腸内細菌のひとつのカンジタ菌が大好物です。

カンジタはカビの一種。でも多すぎなければ悪さはしません。

しかし、これが一度増えると

・甘いものへの欲求

・食後の頭痛、頭がぼーっとする

・短気、イライラすることがよくある

・原因不明の肌荒れ

・カンジタ膣炎

など、カンジタによる症状は様々です。

食べた後に頭がぼーっとしてモヤがかかったような感じになるのを

ブレインフォグ(Brain Fog)と呼びます。

 

③消化の問題

 

最近の小麦は品種改良されグルテンの量が多くなってるもの。

消化しきれないグルテンは

腸粘膜の細胞のつながり部分に作用してリーキーガットの原因になります。

 

リーキーガット症候群とは、腸粘膜の慢性炎症による全身に起こる症状です。

・便秘や下痢、お腹の膨満感、消化不良などのお腹の症状だけでなく

・アレルギー、アトピー

・鼻炎、花粉症、喘息

・慢性疲労、うつ

など、全身におこる様々な症状の大きな要因です。

 

①〜③にあるような症状は

日頃から多くの人が感じているけど、病院に行っても原因はわからない。

何となくそのままに過ごしているうちに悪化して

日常生活がしんどくなって、分子栄養学にたどりつく

なんて方が多いです。

 

もし、食事の中にグルテンを含むものを多く食べていたら

まず、それをやめることができるか、となるわけですが

ここに問題がひとつ。

 

④依存

 

グルテンが消化された結果うまれた物質が、脳のある部位を刺激します。

オビオイド受容体というところに入るのですが

ここは、麻薬とかモルヒネが入るところ。

オピオイド受容体に入れば、ドーパミンがでます。

ドーパミンは欲が満たされて得た快感を感じさえてくれますから依存しやすい。

血糖値の乱高下だけでも依存しやすいのですけどね。

 

以前知り合いの子供が

パンを食べた後、すごく興奮していたのを見たことがあって

あれはグルテンかもなーって思ったことがあります。

ちょっと敏感な子供は素直に反応しますから。

 

我が家には小麦粉はありません。

基本すべて米粉や片栗粉で代用。特に不自由ありません。

 

パンとかケーキとかお菓子とかも

基本米粉とかアーモンドプードルで何とかなります。

最近は麺類もグルテンフリーのものも増えました。

でも、ゼロではないです。

外食の時とかいただいたものとか、そういう時は食べます。

先日いただいた、中薬学の先生の手作り餃子。

皮から手作り。食べるならめっちゃ美味しいものを食べたい。

家で普通の食パンのトーストが出たりしたら息子は大喜びです。

たまにの、特別なおやつくらいの感覚です。

 

つい食べすぎちゃうのがグルテンなんですよね。

調味料にも入っているから3食だけでなく、間食にも大抵入ってる。

毎回たくさん食べるには、リスクが高すぎるかなあ。

 

その人の体調によっては、ある一定期間摂らないことも必要です。

試しに1、2週間抜いてみるだけでも、体調が激変する人も多いです。

普段どれだけ食べてからだにいらぬ負担、炎症をおこしているか。

 

そうとわかっていてはやめられない、やめる気になれない無自覚の依存。

カウンセリングにまできても、やめられないって人は結構多いのです。

 

やるかやらないかってことなんですけども

まずは日頃自分がどれほどグルテンを食べているか

意識を置いてみること方初めて見てもいいかもですよ?

 


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