調理器具で栄養状態も変わる

我が家の調理器具は、ステンレスと鉄です。

分子栄養学を学び始めて、すぐ変えたのが鍋とフライパン。

鉄鍋、鉄フライパンは、鉄補給に。

鉄鍋からとれる鉄は非ヘム鉄。

非ヘム鉄の吸収率はヘム鉄よりかなり劣る。

 

とはいえ、やらないよりやった方がマシ。

大した量ではない、と見下してやらないより良し。

貧血が強い時は非ヘム鉄の方が吸収率があがるとも聞きますし。

 

以前、我が家で使っていた雪平鍋。

これはアルミニウムです。

 

軽くて使いやすいのですよね。実家もこれでした。

 

分子栄養学を始めた頃の私の毛髪ミネラル検査では

アルミが多く出ていました。

ここで高い値がでるということはそれだけ排出されていて、摂取量が多いということ。

考えられるのは、調理器具と生活環境。

 

わたくし、ケーキ屋の娘でしたから昔のアルミニウム摂取が蓄積しているとも考えられます。

最近はアルミフリーのベーキングパウダーをよく見かけますが

昔はどうだったかわかりません。

 

アルミニウムの蓄積とアルツハイマーとの関連性をよく聞かれます。

そしてアルミニウムはパラソルモンを抑制するとのこと。

 

パラソルモンは血液中のカルシウムの濃度を調整するホルモン。

血液中のカルシウムの増減は、カルシウムとセットで動くマグネシウムのにも影響します。

 

マグネシウムは、ミトコンドリアが元気に働いてエネルギーを作るために必須。

多くのビタミンBやビタミンDなど、体内の300以上の酵素反応がマグネシウム頼り。

 

アルミニウムの蓄積の影響は、地味にじわじわからだにダメージがありそう。

ただでさえ、欠乏しやすいマグネシウム、無駄にはしたくない。

 

そのマグネシウムはアルミニウムと拮抗するので

マグネシウムをしっかりとることがアルミニウム蓄積の対抗策。

日々の食生活でしっかりとマグネシウム補給を意識することですね。

 

調理器具がそのまま健康を害するのか、は正直人によると思います。

重金属は体内に入ってきても排泄できていれば問題ないわけです。

検査によって多く出ているということは、排泄できているわけですから。

 

でもその排泄能力が落ちてきたら蓄積します。

肝臓の機能やメチレーション、グルタチオン

解毒機能は本来からだに備わっていてもそれを動かす原動力、栄養が足りなければ動けません。

結局は日々の食生活に関わるわけです。

 

私は排泄する力もちょっと弱まっていたのが検査でわかったので

調理器具を変えて入ってくる量を抑えるという手段もしてみました。

貧血対策、というのもありますし。

 

毛髪ミネラル検査は現在の栄養状態や重金属の蓄積をみるだけでなく

有害なものを排泄する力をはかるにも有効な検査です。

1万5千円前後でそこまで高価ではないのもありがたい。

 

重金属、特に水銀や鉛、カドニウムなど

食生活や住環境によって知らずに蓄積している方が多いです。

特に歯の詰め物、アマルガムの危険性は一般的にも知られてきました。

ちょっと重金属の蓄積が気になる生活環境の方は調べてみるのも一考です。

 

調理器具って毎日使うものですから

良い影響も悪い影響も、長い時間かけて出てきます。

どうせ使うなら良い影響が期待できるものがお得かと。

 


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