イライラに定番の漢方薬

ちょっと怒りっぽい、イライラするなんて時の定番の漢方薬といえば

抑肝散

 

「気」とくに「肝」の「気」の流れをスムーズにする理気剤。

月経周期に関わるメンタル的な症状や子供の夜泣きや癇癪などにも使われます。

親子で飲んだりします。「母子同服」といいます。

 

東洋医学ですと、子供は親から「気」をもらって生まれてきます。

その生まれながらの気を「先天の気」と言います。

その「気」の量や質はお母さん次第ですから。

 

子供の何らかの症状は、お母さんも一緒に取り掛からないと治りません。

「先天の気」は7歳くらいで使い切るといいますから

その後は食事などから得る「後天の気」でかかってくるわけですね。

 

7歳といえば、第1チャクラが育つのも7歳くらいまでと言います。

その子の人生の基盤となるものが育つ時期。。

親でしたらなかなか考えさせら得るものがあります。

 

とはいえ、ちょっと機嫌の悪い時はあります。

それが栄養状態、ホルモンバランスから来ることだってあるわけです。

 

イライラしたり怒りっぽくなっているのを

抑えるのにまた余計なエネルギーを使いますから

漢方薬で楽になるなら使わない手はないのです。

 

抑肝散は脳内のセロトニン、グルタミン酸の濃度にはたらきかけます。

一言でいうと、脳内の物質の中で興奮させるものを抑制する作用。

 

漢方スクエアに抑肝散のはたらきを説明する動画がありますので参考に。

 

昔の人はこの作用を経験的にみつけて漢方薬として作っていったわけだからすごいですよね。

 

抑肝散には

 白朮(ビャクジュツ)  気を補う 胃腸を助ける

 茯苓(ブクリョウ)   気を補う 胃腸を助ける

 川芎(センキョウ)   理気 肝の気の流れをスムーズにする

 当帰(トウキ)     血を補う

 柴胡(サイコ)     理気 肝の気の流れをスムーズにする

 甘草(カンゾウ)    気を補う 胃腸を助ける

 釣藤鈎(チョウトウコウ) 肝のはたらきを穏やかにする 痙攣を止める

 

ここに

 半夏(ハンゲ)  理気 胃腸を助ける

 陳皮(チンピ)  胃腸を助ける

という、胃腸のはたらきのサポートを強めると、抑肝散加陳皮半夏。

 

抑肝散は、飲んで30分くらいで効果を感じます。

生理の前はイライラする、というのがわかる人は

そうなる前、3日くらい前から飲んでおくとかなりいい。

 

 

女性はある程度アップダウンがあるのが普通です。

でもそれがあまり激しいのは、まあまあしんどく生きづらい。

「血の道症」という名前があるくらい

女性特有のからだとこころの症状はたくさんあります。

 

みんな同じですから。

我慢せず、漢方薬の力も借りて楽に過ごしましょうねー。

 

 


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