肉や魚は毎日食べるべきか?

からだはたんぱく質でできています。

 

筋肉や骨、皮膚、髪、爪、粘膜、内臓、血液・・・細胞の材料はたんぱく質。

消化吸収など、体の中で必要なものを作る助けをする酵素の材料もたんぱく質。

その消化吸収や呼吸とか、生きるための活動を調整するホルモンの多くは材料はたんぱく質。

快・不快を感じさせてくれる脳内の物質、神経伝達物質の多くも材料はたんぱく質。

 

何でもかんでもたんぱく質です。

だからたんぱく質は毎日、毎食食べましょう、とお伝えしています。

 

では、あなたは毎日肉や魚を食べていますか?

と聞かれたら「NO」です。

私の場合、正確には食べれないんですけど。消化できないのですよね。

 

伝統的な医学、アーユルヴェーダや東洋医学では

肉や魚を避けたほうがいい、という時もあります。

シンプルに、消化力が弱っている時やからだの中の熱が強いとき。

 

肉や魚の動物性タンパク質のエネルギーそのものが強いですし

消化するためにさらに熱が発生するので

むしろ消化の負担のないものにしたほうが良い。

 

消化できないほど弱っているから

負担をかけるよりそのエネルギーを回復に回した方がいい

ともいえます。

 

断食という療法も古来よりありますしね。

内熱をリセットして、胃腸機能を回復させるにはいい。

 

細胞レベルで考えれば

たんぱく質は体内でもちゃんとリサイクルしています。

リサイクルによって合成されているたんぱく質が約250g/ 日

食事で摂っているたんぱく質は約70g/日。

圧倒的に体内で作っているものの方が多いのです。

でもこのリサイクルがうまくいかないことがある。

 

ゴミのリサイクルだって

その処理能力以上にゴミが多ければ、機能そのものが落ちてしまう。

細胞にもちゃんと処理能力があるのですが

それがうまくいかなければ、たんぱく質の合成が追いつかない。

 

この処理能力はオートファジーと言って

2016年に大隅良典教授がノーベル賞と受賞して一躍有名になりました。

 

このリサイクル能力が落ちる要因には

ストレスや消化力以上に食べてしまうことも含まれる。

だから確かに断食はとても良いのです。

 

食べない時間をつくることが大事なのであって

例えば、夜早めに済ませて朝まで食べなければ12時間の断食

というのだって毎日行えば十分なわけです。

 

そしてリサイクルそのものをまわすためにはエネルギー、熱が必要で

たんぱく質が必要なんですよね。

 

自分の体の機能、細胞レベルのリサイクル能力やエネルギー生産能力などみることなく

極端に食べなければいいというものではないのが

難しいところでもあるのかな、と思う。

 

現代人はその感覚そのものが衰え過ぎている。

 

以前こちらの記事でも書きましたが。

ヨガや呼吸は電子の受け渡し

 

細胞内でのエネルギー生産は、電子の動きでなりたっています。

日々の生活の中で、呼吸や瞑想をするしないに関わらず

この電子の受け渡しができていれば、少食でも生きられるはず。

 

自然から

家族から

友人から

電子の受け渡しがいつでもできます。

特に、パートナーであれば女性から男性へと受け渡す。

 

でもこの食べなくても大丈夫なくらいのレベルには。。。いけるかな?笑

 

とどのつまり何を言いたいかというと

肉や魚、卵などを毎日絶対だべなきゃいけない!

という刷り込みもいらないのですよ、ということ。

私は家族がお肉を食べていても

自分だけ納豆と豆腐なんかの植物性で済ませる日もあります。

 

でも味噌汁だけは飲もう、と思っています。

お出汁はたんぱく質を分解したアミノ酸なので。

煮干し粉をお湯で溶いただけのお出汁のときもあります。

 

今の私の肉体がある過去には

あまりちゃんと栄養バランスに取り組まずにおこなったベジタリアンだったり

子供のころからの貧血、肉嫌いというものがあったこともあって

 

産後に大きく体調もメンタルも崩すということにつながっているので。

あまり菜食、肉食と決めつけず

今の自分がもっと元気になるために必要なものを食べようと取り組んでいます。

 

またいつかベジタリアンに戻れるかもしれない。

環境ベジタリアンになりたい気持ちはあるんですよね。

畜産によってうまれるエネルギー量は地球にとってやばいと思うから。

 

でも今私には動物性のたんぱく質が必要なので食べます。

子供にも必要だと思うので作ります。

でもちょっと高くても地球にも優しい作り方をしてくれるところから選びたいな

と思う。

 

新型コロナウィルスも自然発生のウィルスであると研究発表されています。

自然を無視した豊かさを選んできた人間の驕りよな。。。とも言えるかもしれない。

現代の技術、科学を持った上でまた昔のスタイルに戻るみたいな

昔と今の融合みたいな未来がくるといいなあ

なんて思います。

 

とはいえ、今最前線で医療に携わってくださる方には心より感謝したします。

私たち個人は自分のからだや生活を顧みてまず自分を整えることから。

 

社会うんぬんより、まず自分自身の健康くらいちゃんとしなさいよ

と、また話が逸れましたが要するに

 

肉や魚や自分の消化力に合わせた量を。

植物性のものだけ

分解されたアミノ酸のスープだけ

そんな方法もありだと思います。

 


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