ビタミンB１２不足による貧血
通常の血液検査では貧血の基準はヘモグロビンでみます。
ヘム＝鉄
グロビン＝たんぱく質
ですから、鉄だけでなくたんぱく質不足でも貧血となります。
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ここは基本ですね。
鉄とたんぱく質にの消化の際には、胃酸が必要になりますので
消化力の強さと貧血には大きな関係があります。
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そしてこの胃酸が吸収の鍵となるものに、ビタミンB１２があります。
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ビタミンB１２はちょっと変わっておりまして
ほぼ動物性のものにしか含まれていない栄養素。
植物性には海苔に含まれるくらい。
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そんなビタミンB１２を動物性たんぱく質と引き離すのに、胃酸が必要なのです。
（正確には胃酸とともに分泌される、内因子が必要となります。）
胃酸の重要性がよくわかりますね。
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ビタミンB12にも多くのはたらきがありますがまずあげておきたいのが
赤血球の成長に必要、ということ。
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赤血球は成長とともに、シュッとからだをしめていきます。
要するに、小さくなります。
最後には、中にある核も外に出して小さくなります。
この時にビタミンB１２を使います。
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もしビタミンB１２が不足すると
赤血球が最後までシュッとしないので、未成長。
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大きいならいいんじゃない？って気もしますが
図体ばかり大きくても動きが悪い、つまり未成熟の状態ですから十分に働けません。
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赤血球はその中にヘモグロビンと酸素を含んで全身に運んでいますが
大きすぎたら細く小さな血管は通れそうもないですよね？
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結果的に貧血と同じような症状が出ます。
これを巨赤芽球性貧血と呼びます。
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血液検査では赤血球の大きさはMCVという項目でみます。
通常は９０前後と言われていますが
赤血球がちょっと大きいな、という方は結構多いです。
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ただ他の数値と兼ね合いでみます。
例えばその方に
・赤血球を小さくする要素 たんぱく質不足など
・赤血球を大きくする要素 ビタミンB１２不足
の両方があると、±０となって、正常の数値にみえることも多々あり。
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何事も、お話を聞きつつあくまで数値は参考に考えます。
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でももし普段の食事が
植物性のものが中心であったり
過去に胃の病気をしたり
というものがあるのならば、ちょっと気をつけたい栄養素の１つがビタミンB１２。
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先日投稿したインスタにイクラの写真があるのですが。。笑
イクラもその成長した鮭もビタミンB１２は豊富な食材の１つなので
本日の投稿はビタミンB１２のお話でした。
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