胃腸を助ける「六君子湯」の効用
以前にも紹介しました、六君子湯(りっくんしとう)。
この効用がすばらしいのでまた記事に。
六君子湯は「脾胃」を助ける代表的な漢方薬です。
東洋医学でいう「脾胃」は、西洋医学でいう「胃腸」より広いはたらきをもちます。
食べ物を消化吸収し、体に必要なものをつくり
他の臓器のはたらきをサポートしながら
免疫や生殖機能まで含まれます。
たべものをたべることができる、というのは生きていく上で基本ですから。
「脾胃」低下が疑われる症状
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ツムラより
現代では、六君子湯によってグレリンの分泌を高める(医事新報)
ということがわかっています。
グレリンとは胃からでるホルモン。
食欲を増進したり
成長ホルモンの分泌を促します。
(こちらも参考に)
成長ホルモンは体の代謝を高めます。
そして夜間に成長ホルモンが分泌されることで
副腎ホルモンが朝に分泌され、からだが目覚めるという体内時計をつくっています。
副腎疲労の方にとっても、成長ホルモンの分泌は重要です。
暑さで食欲がないからといって
水分やそうめんだけというような簡単な食事ばかりしていたら低栄養状態となり
こういう方は暑さがひと段落ついた秋に症状が出ます。
秋に風邪や喉の症状がでやすいって方はご注意を。
とはいえ
胃腸機能が低下してしまっては食べられませんから。
そんな時のサポートに六君子湯。
六君子湯はがん治療中の患者さんの食欲不振の改善に用いることもあるようです。
私は六君子湯を飲むと
ちゃんとお腹すいたなーと感じます。
お腹が空くと、食事も美味しいですし。
夏から冬への季節の変わり目が苦手って方は
今からご準備を。
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