エネルギーの大半は解毒で消費されている
分子栄養学で著名な平良茂先生は
「ATPの70〜80%は解毒で使われる」
と言います。
ATPとは、アデノシン三リン酸。
このリン酸を切り離したりまたくっつけたりして
エネルギーとして使ったり貯蔵したりしている、私たちの肉体。
ATPを合成する原材料は、栄養素。
ATPが少ないといことは、エネルギー不足ということですから
元気がでません。
元気が出ないというのは、肉体的な疲労感だけでなく
内臓器のはたらきやホルモンの分泌
精神的な活動
その全てを指します。
私たちのからだはまず生命を守ることを優先するようになってますから
生きてはいるけど楽しくも幸せではない。。。のならば
エネルギー不足なだけかもしれませんね。
そのATPを解毒によって消費している、と。
解毒、デトックスについては以前の記事を参考に。
デトックスの要も腸内環境
自分の食生活について考えてしまいますね。
日頃、どれだけ肝臓に負担をかけて
エネルギーを消費しているのかしら。。と。
栄養療法では、まず食事のマイナスがファーストステップ。
今の自分の肉体、精神の負担を増やしているであろう食材を減らす
ことから始めます。
負担を減らすことで
解毒機能を助けATPの温存します。
解毒で消費していたエネルギーを他の機能へ回して
ギリッギリの自転車操業のからだを
ある程度余裕のある状態へと戻したいのです。
まずエネルギーを得ていくことが重要ですから。
その上で
さらに機能のリニューアルが必要なところに栄養をとどける
プラスのステップに入っていきます。
すべての有害物を排除することは無理ですし必要もないけれど
いらないものを排出する力は養っておけば問題なし
なわけです。
そのためにも
①ATPを作ることができる
②ATPを無駄遣いしない
そんなからだと生活習慣の見直しですね。
この①、②が栄養量の全て
というくらいです。
なかなかうまくいかない人が多いのです。
それは多分、取り組んでいるターゲットが違うのですね。
これを探していくのが、専門家の腕の見せ所かもしれません。
たかがこれくらい。。ってことも
塵も積もればなんとやら、というものです。
先日聴いた講義より気になったワード
「ATPの70〜80%は解毒で使われる」
からの、投稿でした。