慢性乳腺炎対策 サプリ編
慢性炎症を抑えること
は栄養療法的にはまず取り組むべきことなんですね。
慢性炎症、特に粘膜の炎症が全身に広がりやすいのは前にも書いたのでご参考に。
(過去記事→慢性炎症は全身に広がる ホーミング機構)
そう、粘膜の炎症は気をつけていたのですけど乳腺の炎症とは。。。
とはいえ、炎症は炎症で
血液検査でCRPがやや高くでておりました。
CRPは炎症があるときに肝臓でつくられるタンパク質。
炎症がなければ0。CRPがあがるってことは、どこかに炎症があるってこと。
でも例えば、もともと低タンパクがあったり
筋肉も少なくって血糖コントロールも上手くない肝臓の馬力のない人だったら
炎症があってもCRPがそんなに作られないだろーな、ということもあるから
炎症の指標としての感度は人による感じ。
この血液検査をしたときは慢性乳腺炎を発症してから少なくとも半年。
その間、体は炎症と常に戦っているから
免疫細胞が働くから膿も出てくるわけですし
炎症を抑えるために、副腎もコルチゾールを分泌し続けている。
副腎疲労があって当然な上でこのCRPということは?と考えるわけです。
分子栄養学的には
WBC
血小板
ALT/AST
γ-GT
なんかも、慢性炎症の有無を予測する指標にします。
これらの数値と
日々の食事内容や生活習慣、自覚症状などを踏まえて考えていくのが栄養療法。
基本的な
私が取り組んだのはまずは抗炎症、副腎のサポートをすること
術後は、傷を早く治したいし。
胸の慢性炎症で副腎はブラック企業並に働かされていたからまず副腎ケアを重視。
その時使ったサプリメントのご紹介。
①ビタミンC
それまでも摂ってはいたけども。
体調が落ちたのもあるせいか今までになくサプリの効果を実感。
体感できると違いますな。
ビタミンCは食品でも使われている強力な抗酸化剤。
抗酸化は抗炎症のためにも必須。
ビタミンCは副腎がコルチゾールなどのホルモンを作る際に必要なので副腎ケアには必須。
今も3000〜7000mg/日は摂ってる。
②マグネシウム
マグネシウムも副腎がはたらくために必須。
にがりやトレースミネラルは水やお茶、料理につかう
お風呂にはエプソムソルトを入れる
マグネシウムを加えて鼻うがいをする、などで地味な摂取がベター。
③亜鉛とビタミンA
乳腺の組織が傷つけられているわけだから
細胞にはどんどん分裂してもらって傷を早く治したい。
そこには、亜鉛とビタミンA。
ビタミンAが働くのに亜鉛必要だからこれらは連携。
亜鉛はメタロチオネインという抗酸化物質を体内でつくるから抗酸化対策としても大事。
④グルタミン
グルタミンは腸の栄養源。どんな栄養も腸に炎症があってはどうにもならない。
乳腺の炎症が直接腸粘膜ってわけではないけど
外科的処置を受けている以上、抗生剤を服用が必要だったりしたので
腸粘膜のケアが必要になる。
お腹すいてる時とかに飲むと、じんわりと緩む感じがします。個人的には、ですけど。
⑤ビタミンD
免疫強化にビタミンD3。
ビタミンDは現代の食事と生活環境ではなかなか難しい。
連携プレーで大事なのはマグネシウムなので
ビタミンDを取るなら、マグネシウム対策も。
体内での合成をねらって日光浴するなら、手のひらに浴びせるのがいいらしいよ。
⑥ビタミンB群
体内での様々な補酵素としてのはたらきのためには基本的に摂取推奨。
乳酸菌とか漢方薬とか、他にも摂っているものはあるけれども
基本的に継続してるのはこの辺りかな。
でもどんなに抗酸化、抗炎症サプリを摂っても
食事が低タンパクで
酸化、糖化、炎症を悪化させるものばかりだったらどうにもならんわけで。
栄養療法の基本は食事です、はい。
そして、ストレスフリー。
目に見える病気となって体に起きたのは、潜在的なものが出ただけであって。
それには、前回書いたような内面的なものもあれば栄養的なものあるもんです。
私は料理がそこまで好きではないから
食事だけで全てまかなうってのは到底無理。ことに現代の食環境もあるし。
なので、必要なサプリメントは質を選んで、量も調節して使います。
特に今は治療のためならなおさら。
そんなご参考までに。
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