むくみの原因

昨日は漢方薬の勉強会でした。

水や痰という症状についてのお話だったのですが

そこで西洋医学的に考えるむくみ

についても整理してみたので忘れないうちに。

むくみの要因として考えられるものは

①腎臓

②腎臓

③肝臓

④甲状腺

⑤栄養

 

①腎機能障害によって、たんぱく尿がでて血中のたんぱく質量が低下してむくむ

 

②心機能の低下により、全身の血流量が減り、全身に水分がたまりやすくなってむくむ

 

③肝機能の低下により体内のたんぱく質の合成力が低下してむくむ

 

④甲状腺機亢進により、たんぱく質の代謝が亢進されることでたんぱく質量が低下してむくむ

 甲状腺機能低下によって、粘液水腫(ムコ多糖類が皮下にたまる)がおこる

 

共通していることはたんぱく質の低下という点ですね。

仮に①〜④のような内臓器に疾患はなくとも

⑤栄養の状態

つまり、たんぱく質の低下によってむくみは起こる、ということです。

 

たんぱく質は姿形を変え、からだのいろんなところで働いています。

血液中で一番多いのはアルブミン。

 

アルブミンは他の栄養やホルモンを運んだり、お薬を運んだりと運搬役を担っています。

一般的な血液検査でも栄養状態をみる指標ともしています。

 

アルブミンは血中の水分を保つ役割もあるので

アルブミンが不足すれば血管外へと水分が流れむくみとなる。

 

普段からたんぱく質が少ない食事をしていればむくみがでても不思議はないですね。

 

日頃ストレスが多い、サプリや薬を飲んで肝臓がお疲れだったり

炭水化物メインの食事が多くて脂肪肝気味の人など

アルブミンの合成力にも影響がでているかもしれない。

 

④甲状腺については栄養の絡みは大きそうです。

 

数値的には問題ないとされても、機能的には低下しているという人は実は多いです。

副腎疲労が強いと、甲状腺ホルモンもうまくはたらけないのです。

 

検査ではスルーされちゃうけど、慢性的な症状が続く人の中には

機能的な甲状腺機能の低下の人は多い。

 

甲状腺ホルモンを合成する際に必要な栄養としても

鉄や亜鉛、セレンといったミネラルが必須になりますし。

 

すでに疾患のある方や内臓の状態に心配のある方は

かかりつけのドクターからの指示を仰いだ上行うのが大事ですが

日々の食事からできることはたくさんありそうです。

 

特に病気がなくても、むくみやすいのが悩みって方も多いですし。

 

低気圧や冷えやつかれなどからくる一時的なむくみには

お灸もおすすめ。三陰交(さんいんこう)とか。

うちくるぶしからスネの内側に沿って指4本分ほど上のところ。

 

ツボって、その日の体調によって微妙に動くし

厳密な場所じゃなくって、500円玉くらいの大きさのイメージでいいのです。

さわってみて気持ちいいなー、なんか凝ってるなー

みたいに感じたところに気軽にやってみてくださいね。

 

 


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