低血糖とうつの関係
先日読んでいた本
この本の最初の方に、こんなグラフが。
うつ病患者の方の深部体温は一日中高い傾向があるらしい。
深部体温はからだの内部の温度。
肌を触って感じる温度は表面の温度ですが、深部体温は内臓などもっと仲の温度。
鼓膜や直腸で測ったりします。
深部体温もあったかい方がホカホカで眠りやすいかと思えばそうではなく
深部体温が低くなるから体は活動状態から休止状態、つまり睡眠に入りやすくなります。
子供って眠くなると手足があったかくなりますよね?
あれは表面に血流を促して放熱することで、深部体温を下げて
からだはもう寝る体勢にはいっているわけです。
ちょっと大きくなると遊びたくって抵抗してなかなか寝なかったりもしますけども。
深部体温が高いと、寝つきが悪く眠りが浅いとなるわけです。
睡眠、という点に注目すればやはり血糖値の関係も深いかと。
うつのある方は血糖値のコントロールがうまくいかず低血糖起こしている人が多い。
この低血糖が改善するだけで、不安感などメンタルが安定するって方も少なくないですから。
夜間に低血糖が起これば
コルチゾールやカテコールアミンが分泌され血糖値を保とうとします。
すると交感神経が刺激されますので
筋肉の緊張、抹消血管の収縮も起こる。つまり、手や足先は冷える。
末端の血液循環を犠牲にしてでもからだそのものの機能を保とうとする防衛状態ですね。
末端が冷えているから、深部温度は下がらず眠りが浅いのではないか?と。
低血糖をどう防ぐか、というのは睡眠の質の改善の大きな課題ですが
深部体温にも関わってより睡眠に影響するのかな、と思いまして。
深部体温のことを考えれば
入浴も寝る直前よりは、1〜2時間前が好ましい。
夜間低血糖対策としてよく用いられるのは
・葛粉ドリンク アミノ酸スープに葛粉を溶かしたもの
・甘麦大棗湯 漢方薬の甘草の入った漢方薬など
最近のわたくしはこのヤギミルクに
オリゴ糖や葛粉を混ぜて飲んだりしています。
鏡であっかんべーをしてみて
舌の外側の淵に、歯があたったような痕の凹みがあるときは
夜間低血糖のある可能性大です。
思い当たる節のある方は
まず1日の食事のリズムや内容を省みるところからはじめてみてはいかがかしら。
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