寝る子は育つの科学的理由
成長ホルモンというホルモンがあります。
名前の通り、骨や筋肉の成長を促すホルモン。
子供の体が大きく成長していくのは、このホルモンのおかげ。
成長ホルモンは脳から放出されますが、特に多く放出されるのが夜です。
寝る子は育つ、とはまさにこのことです。
でも寝てはいても
その睡眠状態によっては、成長ホルモンの分泌を抑えてしまうことがあります。
私たちの体内リズムは
日中は自律神経の交感神経系が優位になり、活動的に
夜間は副交感神経が優位なってリラックスしている状態へとスイッチします。
でもこの自律神経のスイッチが
寝ている時でも交感神経に入ってしまうことがあります。
すると、成長ホルモンの分泌や抑制されてしまいますから子供たちには影響大。
夜間に交感神経がオンになってしまう理由には
①夜間低血糖
普段の食事から血糖値の乱高下が起きていたり
筋肉が十分でなかったり
副腎がつかれていたりすると
寝ている間に低血糖が起こります。
するとからだはコルチゾールやアドレナリンといった
交感神経にスイッチもいれるホルモンを出します。
元々コルチゾールは明け方に向けて分泌量が増えることで、朝に目が覚めるのが自然。
夜中に目が覚める
怖い夢をみて起きる
なんて時は、夜間低血糖が怪しいです。
②夜更かし
テレビやスマホの画面をみて夜更かし。。。私にも身に覚えがありすぎですが。
ブルーライトは交感神経系を刺激しますし
夜更かしすれば血糖値も下がりやすくお腹すきますよね。
③メラトニン不足
メラトニンは副交感神経を優位に働かせ、眠りを誘うホルモンです。
このホルモンは夕方から夜にかけて分泌が始まります。
日が暮れたら眠くなるってのはメラトニンのおかげ。
メラトニンの材料はタンパク質。
日中にセロトニンが十分に出ていることが、メラトニンを分泌される鍵。
セロトニンについては過去にも記事にしていますので
成長ホルモンは、子供だけでなく大人にとっても
脂質や糖質などをメインに、エネルギー代謝に関わる重要なホルモン。
お子さんと一緒に
睡眠の質をあげる習慣をつくってみてもいいかもですね。
(自戒を込めて。。。)
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