漢方薬の飲み方
先日、風邪の時の漢方薬の選び方についてのセミナー
の後、漢方薬の飲み方についてのご質問を頂きました。
まず基本的に
〇〇湯 → お湯に溶いて飲む
〇〇散 → 水と一緒に飲む
のがオススメです。
葛根湯や麻黄湯など
風邪の際よく使われる漢方薬はお湯に溶いて飲むのが良いし
抑肝散や加味逍遙散などは
水といっしょに体内に散らすが如く飲むのが良い。
でも絶対ではないです。
小さい子供は温かいと嫌がる子もいるし
美味しくなくて飲みにくいならば水でぐいっと飲むのもよし。
そして以前のどの痛みにご紹介した甘草湯。(こちらの記事 →のどの痛みに)
これは1包を1日何回かに分けて飲むのがオススメなものです。
その際の飲み方として
1) 1包を少しずつお湯に溶いておいてちょびちょび飲むのが良いか
2) 1包を全部お湯に溶いておいて、冷めてもそのまま1日かけて飲むのが良いか
という質問。
おそらくベストは、1)かしら。
冷たいよりは温かい方が良いかな、と。
でも2)をやることも多々あります、わたくし。
コップを手元に置いておかないと、飲むのを忘れちゃったりするのです(笑)
漢方薬にも気をつけなければいけない点はありますが
慎重になりすぎることもないかな、と。
漢方薬のエキス剤って外出時にも持ち歩きしやすいし
本当に便利なのですよね。
量や飲み方だけでなく
飲むタイミングもどんな効果を期待するのかでちょっと変わってきたりします。
なかなか面白いのですよ、漢方薬を使いこなせるようになると。
また違うテーマで漢方薬のお話しができたらいいな、と思います。
漢方薬の飲み方の、補足のお話しでした。