GABA入りチョコが効いたら腸ケアをしよう
GABAで良く眠れるようになった!という投稿を見たり
ラジオからさんなら商品の説明を聞いたりと
何やらGABAってるこの頃。
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もしGABAが効いた感じしたら、あなたの腸はヤバイかもよという話。
(試しに買ってみた)
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まず、私たちの体は土管みたいなもので、体の中に外がある。
口から肛門までの空間は体の外です。
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私たちは口から食べ物を食べて、消化して腸から吸収します。
吸収されて、やっと体内に入れるのです。
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体内入るには、腸粘膜という細胞の「門」を通る必要があります。
ここで体に必要なものは取り入れ、不必要なものは大腸へ送り便として出す。
ところが、この「門」がうまいこと機能しなくなってしまうことがある。
そうなれば、本来入って欲しくないものまで体内に侵入してきてしまう。
これをリーキーガット(腸漏れ)と呼びます。
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要らないものを出すために解毒機能、肝臓にもさらに負担がかかるし
アレルギーなどリーキーガット は全身に様々な症状が起こってきます。
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この「門」、実は体内にもあってそれが脳。
脳は大事なところなので脳内へ入る血管に「門」をつけているわけですね。
これを「血液脳関門」と呼んでいて
脳にとってよろしくないものは全て門前払いしてくれます。
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そこでGABA。元々GABAはアミノ酸のひとつで神経伝達物質。
眠気を感じたり
不安やストレスを解消したりと
鎮静的な作用がある。
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これは脳内で生成されているので、外から入ることはない、つまり
本来GABAは門前払いされる物質。
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なのに、GABA入りのなにかを食べたら、良く眠れるというのは
この脳の「門」が機能できず漏れている、リーキーブレイン(脳漏れ)ということ。
このリーキーブレインのある人は、どうも高確率でリーキーガットの模様。
それは、腸の「門」をゆるゆるにさせる物質と脳の「門」をゆるゆるにさせる物質が
同じものだったりするから。
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例えば、小麦に含まれるたんぱく質、グルテンは代表的なもの。
こういう物質によって腸の粘膜に炎症がおこり、腸の「門」が漏れてしまう。
脳の「門」が漏れたら
脳には入れたくないいろんな物質が入り脳にも炎症が起こる。
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この本では、これこそアルツハイマーの原因として
アルツハイマー型認知症の治療実績が書かれていてとても面白かった。
健康な脳は健康な腸から
腸脳相関、なんて言葉があるように、腸と脳の関係は本当に深いのです。
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ちなみに、口から摂取したGABAが腸内に入り
腸内細菌の働きによりGABAが増えることで、脳内のGABAも増えるという説もあります。
これは同じく神経伝達物質であるセロトニンでもいえる、腸と脳の相関関係。
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なので、絶対腸が悪いぞ!とは言えません。
結局は腸内環境次第、というところ。
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ではどうやったら腸を健康にできるのか?というのは実はシンプルで
腸にとって良くないものを減らし
腸にとって良いものを増やし
腸内細菌のバランスを整えること。
そして何より健康な腸は脳から。
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この辺りの詳しいことは
12月のオンラインセミナー、栄養PLUS+α 腸内環境編でもお話します。
実行してみるかどうか、というだけですね。
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でももしかしたらその腸ケアが、将来の認知症予防につながるかもしれません。
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