漢方薬と分子栄養学。どちら的にも甘麦大棗湯は副腎疲労やブレインフォグ に効果的。

毎月、中国人の中医師の先生から中薬学を習っています。

しかしながら、もう内容が膨大すぎて。。。

基本、ついていくのに精一杯です。

 

それでも自分の知っている漢方薬が出たりすると

また違った解釈を知れて興味深いです。

 

昨日は、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)が出てきたのでそれについて。

甘麦大棗湯はここでも何度か触れてますので

漢方薬 副腎腎疲労対策など参考に。

分子栄養学では、副腎疲労対策によく用いられます。

副腎疲労とは、副腎から出るホルモンが出なくなった状態で

慢性疲労やうつ状態など、慢性的な体調不良が続く状態です。

副腎疲労については夜間低血糖のはなし副腎疲労によくある症状の記事を参考に。

 

病院に行っても何にも見つからないけど

とにかく日々しんどい、だるい、気が乗らない。。みたいな状態が

だらだらと続きます。

 

昨日聞いた甘麦大棗湯はまさにこれ、と言う感じでして。

 

甘麦大棗湯は、安神薬という精神を安定させる作用にあるグループに入ります。

臓躁(ぞうそう)とういう状態に用いる、と。

 

臓躁とは、五臓六腑の機能が低下した状態。

外邪が侵入したり、体内で熱が発生したり、と原因は様々で

その原因にいよって用いる漢方薬の種類も違ってくる。

 

その中でも甘麦大棗湯は

これといった原因がはっきりしないのに症状だけはあるって時

例えば

いつも疲れている

ぼーっとしていることが多い

なんしかすぐ落ち込んで泣く

などの臓躁、いわゆる内臓機能の調和させてからだの機能そのものを回復し

精神を安定させるという漢方薬。

 

内側から穏やかに調和させる、和中緩急というお薬です。

 

この甘麦大棗湯が対応する症状が

副腎疲労やカンジタの増殖よるブレインフォグに似てるなって思って。

 

ブレインフォグとは、頭に霧がかかったような状態のこと。

カンジタやリーキーガットなど腸内環境の悪化によってよく見られます。

 

以前GABA入りチョコが効いたらまずいよって記事を書きましたが

こういう人は腸粘膜のバリア機能が落ちているから

脳のバリアも低下してブレインフォグ になりやすい。

 

それが普通になってしまうと本人は自覚なく

ぼーっと集中力も低下してテンションも低い。

これといった原因がみつからないのに続くからだとこころの不調に対して

内側から調和をしていこうとするのが甘麦大棗湯。

効果がやさしい薬なので長期間飲むことが良いとされます。

 

漢方薬を日々飲んでいる方は多いですが症状が緩和したら飲むのをやめるが原則。

ずっと飲み続けて良いものばかりではありません。

 

でもこの甘麦大棗湯はずっと飲み続けても安心です。

子供の夜泣きやヒステリーにも使ったりするくらいですから。

 

副腎疲労ということがわかったとしても

その症状が改善するには、やはり時間がかかります。

そこまで悪化するまでも相当な時間がかかってますから。

 

治るまでの症状の緩和してくれるっていうのは楽になりますよね。

予防的にも使えるし。

 

西洋医学的な観点からみて甘麦大棗湯

副腎のサポートとしてをよく使ってましたけど

中医学的な観点からみるとまた幅広くなるなーって思ったので

学んだことはすぐアウトプット

という今回のお話でした。

 


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