デトックスは腸内環境と運動から
春はデトックスの季節、なんて言いません?
冬は貯蓄、温存していたものを春になって消費して排出してきましょうよ
ということ。
デトックス、と一言にいいますがいくつか段階があります。
①活性化
あえて活性化させて毒性を顕著にさせちゃうんですね。
この時必要なのは、酵素。シトクロムP450と呼ばれるもの。
酵素ですから、材料はたんぱく質です。
低たんぱく状態では解毒能も落ちるということ。
そしてシトクロムP450にはビタミンCや鉄なども重要ですから
ビタミン、ミネラルの重要性はデトックスにも言えるわけです。
②抱合
抱きかかえて一緒に出しちゃおう、ということ。
どうやって出すかというと、水に溶かして出します。
この時必要になるのが
グルタチオンやα-リポ酸、タウリン、Nアセチルシステインなどなど
解毒にいいですよ、と有名な栄養素たちはここで活躍します。
この2ステップで体にとって有害なものが排出されるのですが
それそれのステップで必要な栄養素をしっかり摂ってもうまくいかないことも多いです。
その原因が、腸内環境。
有害なものの排泄先はほぼほぼ便。そして尿。
毛髪検査で重金属の蓄積を見たりしますが、あれは量にしたら1%程度のものらしい。
腸内環境が悪ければデトックスはうまくいきませんね。
もし便秘で腸での滞在時間がながければ
有害物質も再吸収されて、腸肝循環に入ってしまいます。
胆汁がちゃんと出ていればまた腸に排泄することはできますが
腸内環境が悪い人は胆汁もうまく出ていない人が多いです。
食物繊維が油の消化を助ける
デトックスに勤しむならば、まず腸内環境からです。
プロバイオティクスやプレバイオテティクスはもちろんなのですが運動もいいですよ。
体を動かせば腸の蠕動運動を助けてくれるし
蠕動運動が胆汁の分泌に関わってくるようですし
腸は動いてなんぼ、の臓器です。
運動で流す汗に含まれる有害物質は微量であってもデトックスであることに違いはない。
東洋医学では春は肝の季節。
この時期はある程度動いて「気」を巡らせ発散させる必要があります。
じゃないと熱がこもって頭痛とかふらつきとかイライラとかでやすい。
気を巡らせるためにも運動したいところですね。
外での運動がしにくい昨今ですが
できるだけ歩く、階段を使うとか
家でのデスクワークはバランスボールの上で、しかも時々跳ねる捻るとか
ちょっとしたことの積み重ねでも1日通せば結構違いますよ。
解毒の2ステップの舞台も肝臓。
東洋医学でも春は「肝」
ストレスは「肝」を傷めます。
デトックスでも副腎疲労でも腸内環境でも、ストレスは大敵ですね。
運動はリフレッシュにもなりますし
適度にストレス解消の場も作っていきましょ。
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