気圧の変化とこころの変化

私たちの体には、ホメオスタシス

という機能が備わっています。

 

ホメオスタシスとは体内の環境を一定の状態に保つ、恒常性のことをいいます。

 

例えば

暑い夏は発汗を促進して、体温が上がりすぎないようにしたり

反対に寒い冬は、鳥肌になって血管を収縮して体温低下を防いだり。

 

これは自律神経を介して、無意識に行われている

生命を維持するために必要な体内環境を守るはたらきです。

 

目には見えませんが、外気の環境の変化には気圧の変化もありますね。

台風前などお天気が崩れる前はぐーんと下がります。

 

 

いわゆる「気象病」というような状態は

この低気圧になると体調不良を感じることをいいますね。

 

この低気圧に関してはここでもよくお伝えしてきましたが改めて。

この記事を書いている今、お外が雨なので。

 

外気圧が下がると、自律神経の中でも副交感神経が活発になります。

副交感神経はリラックスモードになるので

動きたくても動けない、つまりだるさを感じやすい。

 

血管も拡張し体内の水分量も増えますからむくみもでやすい。

 

そして副交感神経優位の後は代償的に交感神経が優位になり

血管が収縮することでも頭痛や痛みの原因になる。

 

気圧の変化による体調の変化の理由には諸説あるのですが、要するに

外環境への順応力があるかないか

という点。

 

 

気温や気圧の変化に対応する、というのは

ストレスに対応する

ということと同じなのですね。

 

ストレスに対応する、と聞けば

栄養療法などを学んでいる方にとっては常識の「コルチゾール」です。

 

副腎という臓器から分泌されるコルチゾールは

このようなストレスに対応しホメオスタシスを保つために必要なホルモンです。

 

でも中にはこのコルチゾールがいざってときに分泌できない人がいます。

日頃から副腎を酷使している、慢性的なストレスのある方とか。

 

ですから、低気圧がきた時にからだが十分に反応できない

結果、しんどい、だるい、やる気も出ない。

 

 

からだが動けない状態なのに動こうとするならば他のホルモンを出すしかない。

この代表格がアドレナリン

 

これがでれば動けはします。でも戦闘態勢に入るも当然なので

イライラと怒りっぽく、ピーンと張り詰めた空気を醸し出す人になります。

 

こういう時って、子供も近寄ってこないか

一緒に不機嫌になるかどっちかですね。

 

こんな状態でやっても良い仕事ができるとも思えない。

 

 

日頃から副腎を酷使気味な人は低気圧に頑張ろうとすればするほど悪循環。

がんばりどころを変えた方が良いのです。

 

副腎が元気になれば

ちょっとの外気の変化にも対応できる元気な自分になれますから。

平和な世界ですよ。

 

 

・休む時は休む

・必要な栄養をしっかり補給する

 

自分のために、未来の家族のために

そして社会のためになりますからやりましょう。

 

 


LINE 公式 でもからだや栄養にまつわるお話やセミナー情報などお伝えしています。


<募集中>

10/11 今日から使える♡栄養PLUS+α キッチン分子栄養学 + 漢方薬編