選択せずに聴く
シンギングボウルの時間は
耳で聞く、というよりはからだで聴く。
私たちの日々の近くは感覚を通して行われることが多いけども
その感じたことをそのままに受け取ることを忘れてる。
匂いを嗅いで、これはこの花の匂いだな
この味はあれから作っているな
この音はあの音だ。これは良い音だ
なんてというように
その感覚に過去の経験から選択してレッテルを貼る。
選択せずにただ「聴く」中にいると
自分の境界線が消えていく。
そもそも自分を「自分」として独立させるものなど存在しないことを
思い出すように。
この前の量子力学の話でいえば
本質的には自分も振動、バイブレーションであり
形も内も外も境界もないエネルギーであって
肉体は自分ではないことを思い出す。
そんなことを感じさせてくれる方法や機会は他にもあるけれども
シンギングボウルはすっとそこに入らせてくれると思う。