亜鉛と女性ホルモン
免疫に亜鉛も重要だよ、という記事はこちら。
免疫力と亜鉛
亜鉛の重要性って、すごいですよね。
まあ、無駄な栄養なんてないんですけどね。
亜鉛は前立腺や精子にたくさん含まれているので生殖機能を保つのに必要。
男性ホルモンであるテストステロンの分泌にも関わります。
男性機能に亜鉛が深く関わるのは有名な話。
でも、男性だけでなく女性ホルモンの分泌にも関わっています。
女性ホルモン、エストロゲンやプロゲステロンが卵巣から分泌は脳からの指令でコントロールされています。
分泌を促すホルモンが脳の下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)黄体形成ホルモン(LH)。
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不妊collegeより
亜鉛は卵巣機能においての需要が高いので、不足するとFSH、LHのはたらきが落ちる
結果的に、エストロゲンやプロゲステロンの分泌や機能に影響する、ということ。
亜鉛って、細胞分裂の際の遺伝子情報のコピーに必須。
卵巣の卵子にどれほど必要かっていうのは、イメージできますよね。
男性の精子に必要っていう亜鉛が、女性の卵子にも必要であっても不思議はない。
そもそも、男性ホルモンは女性も分泌されていますし
女性ホルモンは男性にも分泌されています。
そして
女性の男性ホルモンは、性欲にもつながるし
男性の女性ホルモンは、性欲につながる、とのこと。
海外では女性の性欲回復にテストステロンを用いた治療があるらしい。
いずれにしても、性ホルモンと亜鉛の関係はかなり深いです。
私自身も分子栄養学を学びはじめた当時のデータは亜鉛が低かった。
女性は出産や授乳で亜鉛はかなり失われます。
データで亜鉛が低く出ている人は本人は気づいていなくても
亜鉛不足に関係していそうな肉体的、精神的症状があったりします。
ある程度のレベルまで回復するためにサプリメントを使うのも一手です。
亜鉛はミネラルなので吸収には胃酸が必要ですから
よく噛む、酸味と一緒に食べるなどの消化を助ける工夫が必要ですし
吸収の場である腸内環境も大事ですよ。
産後、授乳中の方はサプリメントをお勧めしたりしている1つが亜鉛ですが
サプリメントであっても、消化吸収のケアがまず第一であることは基本ですね。
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